2023年4月29日、フライデーが大手中古車販売店の『ビッグモーター』で不正車検が行われていたと報道しました。
実際に不正車検を指導する動画、画像があり、かなり衝撃で話題になっています。
ビッグモーターは今までも炎上があり、業界でも有名なブラック企業だと言われていました。
今回は、ビッグモーターの最新の炎上内容と今までの炎上をまとめてみました。
衝撃動画流出!ビッグモーターでの不正車検
フライデーによる元ビッグモーター社員の内部暴露が話題になっています。
暴露内容は
- 保険会社にタイヤのパンクを自然に見せるため、客の車のタイヤにネジで穴を開ける指導をされた
- パンクさせたあとに安価なタイヤに付け替え、一方で保険会社には最新の高級モデルに変更したと申請するという、保険金の中抜きが行われいた
- 無資格者による車検が行われていた
- 歯車の潤滑油などに使うガジェット用のオイル交換は最小限の量で済ませるために、1リットルしか入れていない
- スピードメーターの検査を行わずに保安基準適合証を交付していた
という何とも衝撃的なものでした…。
車の専門店だと思って信頼して車検を依頼したお客を裏切る行為です。大手だし安心だと思ってしまいますよね。
もし、不備があっても見落とされていて、事故につながる可能性もあります。
とても許されるようなことではないです。
ビッグモーターの炎上まとめ
ビッグモーターでは今回の件だけでなく、今までにも炎上したことがありました。
2019年2月:ビッグモーター社員が顧客の預かり車を侮辱動画流出
高松支店に、車の所有者が預けた際、入庫時に社員と思われる人物のやりとりがドラレコに記録されていました。
その内容が
社員A「ダサいっしょ、超ダサいっしょ」と車を侮辱
↓
社員B「ハハハハハ」爆笑
↓
社員C「ドラレコついてますよ?」と注意するも更に爆笑
という気分の悪いものでした。
客から預かっている車を侮辱するなんてどうかしてますね。
2021年2月:ナンバー無しの車で公道を走行
ビッグモーターは2021年2月に、ナンバーを付けずに公道を走行していて炎上していました。
公道を走る車両には必ずナンバープレートを付けなければいけません。
違反したら50万円以下の罰金のペナルティもあります。
2021年6月:永久無料と説明していたオイル交換を有料へ改悪
ビッグモーターで購入した車はエンジンオイル交換が永久無料と説明を受けていたのに、2021年2月より会社の方針が変わりオイル交換が有料になりました。
このことで永久無料と説明を受けていた購入者からクレームが殺到しました。
まあ、会社方針が変わりサービス内容が変更されることはどの業界でもあることですね。
2022年:不正発覚でBIGタイヤ保証サービス廃止
ビッグモーターで中古車購入時に付けられる保証は5つありました。
そのうちの1つ「BIGタイヤ保証サービス」が、不正がバレて2022年に廃止されました。
「BIGタイヤ保証サービス」とは
交換が必要になったタイヤが1本あれば、タイヤ4本とも新品のタイヤと交換できる
という保証サービスです。
保証上限金額は10万円までで、料金面で見ると割とお得な内容でした。
しかし、
故意にタイヤに穴をあけて工賃を水増しで請求したり、
損傷していない中古タイヤの再販したりという問題が明らかになりました。
ニューモデルマガジンXの2022年12月号には
という記載もありました。
この時点で問題になっていたのに、最近まで不正が続けられていたことに闇を感じますね。
2023年3月:保険金不正請求
ビッグモーターでは「保険金不正請求」がかなり行われていました。
不正請求の内容としては、
行っていない修理を行ったと嘘の申請
保険金を水増しで請求
損傷のないパネル部分に板金塗装
中古部品を新品と称して付け替え
といった車両修理費を不正に請求していたというもの。
こちらも内部告発により疑惑が明らかになりました。
2022年2月以降に、ビッグモーターと取引のある
損害損保ジャパン
東京海上日動火災保険
三井住友海上火災保険
の3社が調査を実施。
全国に33ある整備工場のうち、25の工場で水増し請求が疑われる案件が見つかったとのこと。
3社が見つけた「疑いのある関東地域の4工場」をビッグモーターが自主調査したところ、4工場すべてで水増し請求が確認されました。
日常的に行われていたのが分かりますね…。
その他a:ビッグモーター社員の態度が最悪
その他にもビッグモーターで車検を検討し、断ったら罵声を浴びせられたなど実際に体験された人の声がたくさんありました。
不正を容認する会社なだけあって、社員の教育も全く行き届いていないという感じです。
ビッグモーターで横行するパワハラ
また、ビッグモーターではパワハラが日常的に行われているとのこと。
実際、ビッグモーターに勤めていた人の証言では
- 18時間労働してもタイムカードは10時間で切られる
- 有給は使えないが、なぜか毎月1日消化されている。退社時に全消化。
- 身内が死去しても忌引き扱いにはならず、欠勤扱い
- 朝6時から翌朝1時までの長時間労働
- 生理休暇制度があるが、実際は取れない
- 退職届を提出したら罵声を浴びせられた
- 環境整備という監査のために日を跨ぐまで店舗の清掃をさせられた
- 罵声を浴びせられる毎日
- 育休・産休制度もあるが、使えるかは不明
など、挙げればキリがないほど出てきました。
ペンで人の腕を刺すなんて正気じゃないですね。立派な傷害罪です。
また、元ビッグモーターの営業職だった人の暴露アカウントがありました。
この方は急にLINEで給料を15万円以上も下げられる通達を受けて生活ができなくなったとのこと。
そして、このかたはパワハラ被害で精神疾患になり休職が必要と診断されました。
1ヶ月の給食後、退職通知が送られてきたとのこと。その後の退職手続きなどの対応もかなり酷いですね。
どんどん、ビッグモーターの闇が芋づる式で明らかになってきています。
まとめ
今回は以前から黒い噂があったビッグモーターの炎上やパワハラについてまとめてみました。
これだけの証言や証拠があるので、会社側から近々何かしらの声明がありそうですが、果たして改善されるのでしょうか。