就職活動をされていた方が、とある「株式会社⚪︎⚪︎ィングス」に内定を取り消されたとツイートし、話題になっています。
通常、内定取り消しは余程のことがない限り、あり得ないものです。
しかも、内定取り消し理由が不当すぎて酷いと炎上しています。
この会社はどこなのか調査しました。
内定取り消しで炎上!
まり/そり@18卒 内定取り消し(@ryuryunayuu)さんという方が2023年6月21日の午前10時頃にツイートした投稿がバズっています。
その投稿がこちら↓
とある株式会社から内定を取り消されたという内容です。
この会社に、まり/そりさんは、6月14日に面接に行き、一次面接のその場で内定が出たそう。
流石に、驚いたまり/そりさんは、面談をして欲しい旨を会社に伝えました。
そして19日に面談をし、気になることを色々聞いたようです。
そして悩んだ末、翌日の20日に内定承諾の旨を会社に伝え、無事に就活が終了しました。
しかし、更にその翌日の21日に突如、内定の取り消しを通達されてしまったのです…。
酷すぎる内定取り消し理由
内定取り消しもあり得ないことですが、その理由が更に酷くて炎上しています。
その内定取り消し理由がこちら↓
残念ながら採用の方向性に変更が生じたため、内定を取り消すこととなりましたことをお知らせいたします。
当社の先行プロセスでは、候補者の適正と組織のニーズに基づいた判断を行っておりますが、他の候補者の方がより適切にマッチする結果となりました。
要するに「他の面接者の方が貴方より良かったので、そっちを取ります」ということです。
こんな理由で内定を取り消されるなんて驚きです…。
それなら、その場で内定を出さずに、他の候補者の面接が終わってから判断すればいいのに。
身勝手な理由に怒るのも無理はありません。
不当な理由での内定取り消しは損害賠償を請求できる
今回のケースのように会社側の都合である不当な理由での内定取り消しは、損害賠償や慰謝料の請求が出来るようです。
「内定」というのは、法的に「始期付解約権留保付労働契約」というものに含まれ、雇用契約そのものと考えられます。
つまり、「内定取り消し」というのは「会社をクビ(解雇)にする」と同等の意味を持つんですね。
会社が従業員をクビにするには、客観的に合理的で基準的にかなりレベルの高い理由がなければなりません。
例えば
- 内定者が犯罪をおかした
- 内定者が学歴や職歴を虚偽記載した
- 内定者が不適切なSNS投稿で炎上し、採用企業のイメージダウンに繋がるリスクがあった
- 災害が発生したり、急激な経済情勢悪化等で企業側が雇用できなくなった
と言ったようなものです。
今回のケースのように「採用の方向性に変更が生じた」「他の候補者の方がより適切にマッチした」などという理由は、到底認められないというわけです。
よく企業側は内定を入社前だからと軽く見ているようですし、就活生側も泣き寝入りしてしまうケースがあるようです。
しかし、前述したように不当な理由であれば損害賠償や慰謝料を請求することが出来ます。
損害賠償金の額は、内定者の状況によって異なりますが、賃金のおおよそ3ヶ月分を損害賠償金として支払うこととされた裁判例があるようです。
ただ、内定の段階では、内定者は会社での業務をまだおこなっていないため、一般労働者の解雇事例より、損害賠償金の額が低くなる場合は多いです。
https://asiro.co.jp/legal/roudou/16822/
内定取り消しをした会社はどこ?
不当な理由で内定を取り消しした会社はどこなのでしょうか?
まり/そりさんは、会社名までは公表していません。
- 『株式会社⚪︎⚪︎ィングス』という会社名
- 事務職で年収360万円
- 希望すればプログラミングも教えてもらえる
という条件が揃った会社のようです。
確かに一般事務職で年収360万円は条件的に良い感じがしますね。
プログラミングも習得できるのであれば、将来のスキルアップにも繋がります。
しかし、法律的なことをきちんと守れない会社のようなので就職しなくて良かったのかもしれませんね。
まとめ
今回は今、炎上している内定取り消しの件についてまとめました。
まり/そりさんは、マイナビに報告し、弁護士にも相談されるようです。
内定取り消しを通達した会社も真摯に対応して欲しいですね。