2023年10月12日に放送が開始されたドラマ「いちばんすきな花」
第一話の中で、今田美桜さん演じる深雪夜々(ふゆき よよ)が「カタツムリになりたい、カタツムリになりたい」と繰り返し言うシーンがありました。
このセリフに対して、SNSでは様々なとらえ方がなされ、話題となりました。
今回は、そんな「カタツムリになりたい」のセリフの意味や伏線について考えてみようと思います。
[いちばんすきな花] 「カタツムリになりたい」の意味は?

この作品は、多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんの4人が主演となる新しい形の『クアトロ主演ドラマ』です。
男女の間に友情は成立するのか?
といったことを題材にした、友情と恋愛のドラマとなります。
そんな「いちばんすきな花」の第一話の中で,今田美桜さん演じる深雪夜々と泉澤祐希さん演じる相良大貴が、それぞれに思い描く男女関係の思い違いが原因となり、深雪夜々が深夜の雨の中、「カタツムリになりたい、カタツムリになりたい」と真顔で連呼するシーンがありました。

見ていて心がぎゅっとするシーンだったね。



とても切なくて印象的だったー。
こんなセリフにSNS上で共感する声もある一方で、「どういう意味?」「よくわからない」といった疑問の声も数多く見られました。
では、そんな深雪夜々が発した「カタツムリになりたい、カタツムリになりたい」には、どんな意味が含まれているのでしょうか?
「カタツムリになりたい、カタツムリになりたい」の意味は?
結論から言うと、このセリフには、
カタツムリは、一個体でオス・メスの両方の生殖器官をもち、性別の区別を持たない雌雄同体(しゆうどうたい)であるからカタツムリになりたい。
というような意味が考えられます。
深雪夜々は、容姿が整っているため、同性である女性からは、あたかも男たらしであるかのような発言を浴びせられる。
また、異性である男性からは2人でご飯に行くだけで体の関係を容認していると勘違いされてしまう。
そのように勘違いされることに慣れてしまい、諦めてしまうようになった。
そういった状況に、嫌気がさして男女といった性別の区別を持たないようなカタツムリになりたいといったセリフを無表情でありながら、力強く何度も発していたのではないでしょうか。
ドラマの考察が人気であるお笑い芸人の大島育宙(おおしま やすおき)さんも、自身のXのアカウントでこのようなツイートをなされていました。


また、ほかにも
カタツムリのように、殻に閉じこもっていたい。
といった意味もあるのではないでしょうか。
カタツムリのように殻に閉じこもるならば、言動を勘違いされることがなくなるからですかね。
そのような状況では、殻に閉じこもって、なにも見聞きしたくないといった意味も感じ取れますね。
それほどに、夜々は追い詰められていた状況であったのでしょう。
[いちばんすきな花]「カタツムリになりたい」の伏線
では、この「カタツムリになりたい」といったセリフには、いったいどんな伏線が隠されているのでしょうか。
ここでは、このセリフに隠された3つの伏線について紹介します。
カタツムリへの憧れ


「カタツムリになりたい」の意味でも触れたように、深雪夜々は、男女といった性別の区別を持たないカタツムリのようになりたいといった憧れに似た感情を持っていたのではないでしょうか。
深雪夜々のように、男女どちらからもよく思われることなく、頼ることのできる人がいない状況でそう思ってしまうのも無理ないと思いました。
夜々の勤める美容院が「Snail」


深雪夜々が勤めている美容院の名前が「Snail」。
「Snail」を翻訳すると「カタツムリ」という意味になります。



かわいいカタツムリだね!
おそらくストーリーとは、関係がないでしょうがこのような演出がなされています。
深雪夜々のロック画面がアジサイ


深雪夜々のスマートフォンのロック画面が、紫陽花である。
また、アジサイの葉っぱに注目してみると、一匹のカタツムリがいます!
だからこそ、ロック画面にアジサイを設定にしているのかもしれませんね。
また、紫や青色をしたアジサイの花言葉は、「辛抱強さ」などがあります。
ちなみに、この花言葉の由来は、アジサイの花の寿命が長いことにあるそうです。



深雪夜々にぴったりの意味合いだね!
もしかすると、深雪夜々にとって「いちばんすきな花」は、アジサイなのかもしれませんね?
まとめ
「silent」の脚本家やプロデューサーが再集結して作られた「いちばんすきな花」。
もうすでに、一話放送後からSNS上でも話題を呼び、人気ドラマとなっています!
今田美桜さん演じる深雪夜々さんだけではなく、多部未華子さん、松下洸平さん、神尾楓珠さん演じるほかの三人の主人公にも目が離せないですね!